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りょうてつのこうどう

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「ムンバイ空港までタクシーでぼったくり」の件

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インド滞在中に列車の駅からムンバイの空港に向かう時にタクシーにてぼったくりに合いました。ぼったくりは特に珍しくないのでわざわざ記事にするほどでもないのですが、もし「ぼったくりが怖い」とイメージで考えている方がいるならば私の体験したぼったくりで「ぼったくりはどのようなものか」を知識としてつけていただければと思います。そして海外に安心して行っていただければと思います。

 

 

 

海外のタクシー文化

 

列車でムンバイ空港近くのとある駅に行きました。そこからムンバイの空港にタクシーで行こうと思っていました。タクシーはインドに限らずぼったくりが頻発するので必ず「メーター?」と言ってメーターをつけてもらわなくてはなりません。メーターが付いていてもぼったくられる時もありますがメーターが表示されていれば「言った言わない」の口論になりにくい為、メーターはつけてもらった方が絶対に安全です。

 

「メーター」と言わなくてもメーターをつけてくれる運転手さんもいます。そのような方は比較的安全です。タクシーに関しては国によって危険とされる「ボディーの色」なんかがあって事前に調べておくとぼったくられる可能性も抑えられます。(私はボディーの色でぼったくられなかった!という経験がないので安全というわけでは無いと思っております。)

 

いずれにせよタクシーという密室に見ず知らずの外国人と二人きりになるのですから警戒は常にしていなくてはなりません。

 

そんな前知識があった中でのタクシーでした。

 

タクシーでムンバイ空港へ

 

駅に着いた途端にタクシーの運転手が私を目がけて集まってきました。観光客は恰好の標的です。空港から少し遠い駅だったのでムンバイ空港へタクシーを利用する観光客が多いのでしょう。

 

私はとてもいい気分でした。なぜなら列車の中で出会ったインド人ととても仲良くなっていたからです。

「インド人、とてもいい人。インド人、とてもいい人。」

これが頭の中で繰り返されておりました。

 

列車を降りると

「タクシー!?」「タクシー!?」

と運転手が大勢詰め寄ってきます。

 

普段の私であれば、どうせタクシーにあとで乗るのに運転手たちを無視して一度周辺を散歩(2.3分)します。すぐにタクシーの運転手に捕まるのが悔しいからです。そして静まり返ったころに人相の良い運転手に声をかけます。(もちろん人相が良くても悪い人はいる)

 

 

・・・しかしその時ばかりはインド人が皆、天使に見えておりました。

 

バラナシのリキシャー(インドの人力車のようなもの)で50円の支払を100円支払えと言われて道端でぶち切れてしまいインド人の通行人に「なんだなんだ」と囲まれてしまった恥ずかしい記憶もすっかり失われておりました。

 

 

そして最初に声をかけてきた男性について行きます。

 

男「どこに行きたいんだ?」

私「ムンバイ空港さ」

男「それはいい。あそこの空港は最近とてもきれいになったんだぜ」

私「本当かい?それはいい!是非僕をそのきれいな空港に連れて行ってくれ」

 

などとその男のペースにまんまと乗ってしまい僕は気取ってほとんど喋れない英語で軽快なトークを繰り出している感じを出しました。「外国、慣れてる風」を吹かしまくっていました。

 

 

タクシーに乗り込む

 

 

「バタンッ」

 

タクシーに乗り込みドアを閉めます。

 

(・・・あれ??)

 

気が付いたら助手席に知らないおじさんが座っています。私は後部座席に座っております。

 

私「この助手席に座っている人は誰だい?」

 

男「この人は僕の友人さ」

 

私(・・・友人?おじさんが仕事場におじさんの友人を連れて来るのか?)

 

おじさん「やあブラザー。素敵な旅の始まりさ」

 

と、私に握手を求めてきます。

 

私は「なんか変だぞ」と思いながらも「インド人天使説」を忘れていなかったので握手に応じ、知らないおじさんのブラザーになりました。

 

 

タクシーが出発します。

 

ここでメーターを利用するかどうか聞くのを忘れていたことを思い出し、運転手に「メーターは?」と聞きました。すると「ここだぜ」と、運転席の真ん中にあるメーターを指さします。

しかしそのメーターには布がかかっています。

 

私「その布はなんだい?」

運転手「これはメーターを保護する布だ」

私「なんで保護するんだい?」

おじさん「高いからさ」

私「布をめくってくれ」

運転手「ほら、心配はいらない」

 

そう言って運転手はメーターを見せてくれました。すると普通にメーターは動いております。私は多少不安を感じながらもメーターが動いていることに安心して乗り続けました。

 

 

メーターの恐怖

 

乗っている間中運転手とおじさんがとにかく話をし続けます。まるで何かから気をそらさせるかのように。私に話しかけてきますが何かバカにしているような感じがします。いつも通り私は「サムライ」と呼ばれます。

 

運転手「サムライ、日本語ではハローをなんと言うんだ?」

私「こんにちは」

おじさん「コンニチハ!コンニチハ!」

運転手「コンニチハ!コンニチハ!」

 

こんな感じのやり取りが続いていたので、さすがに私も怪しく思い再度布のかかったメーターを見せてくれ、布をとってくれと要求しました。

 

運転手「クックック・・・」

私「はやく布を取ってくれ」

おじさん「コンニチハ!コンニチハ!」(⇐本当にこんな感じで陽気に叫んでいました)

私「なぜ布を取らない?」

運転手「クックック・・・」

おじさん「コンニチハ!コンニチハ!」

 

もはや私も騙されたことに気が付き混乱状態です。何とか布を取ってもらうとメーターがまるでルーレットのように驚くべきスピードで数字が増えていっております。

 

私「何だこれは!」

運転手「これがインドのメーターさ」

おじさん「サムライ!サムライ!」

私「早くおろせ!」

運転手「まだ空港じゃないぞ?」

私「いいからおろせ!」

おじさん「サムライ!サムライ!」

運転手「まあまあ落ち着いて」

私「うるさい!早くおろせ!警察呼ぶぞ!」

 

「警察」と言った瞬間に運転手もおじさんも鬼の形相になり車が止まりました。

 

運転手「早く降りろ。5000円だ」

私「畜生!」(⇐2~300円くらいの距離だったのでとても悔しい)

 

支払って降りました。

 

すると助手席の窓が開きます。

 

おじさん「おい、待て」

私「ん?」

おじさん「早く料金払えよ」

私「え?今払ったじゃん。めっちゃ。」

おじさん「早く5000円払え」

私(こわ~。もう払って早くいなくなってもらおう。)

 

結果2~300円の距離で1万円取られ、しかもどこか分からない場所でひとりぼっちになりました。

1万円だったのでまだマシな方かもしれませんが、こんなありきたりなぼったくりにハマった自分が悔しくて悔しくてそこから3キロぐらい、歩いて空港を目指してしまいました。

 

でも結果道が分からず再度通りかかった別のタクシーに乗って空港に入りました。(その時のタクシーは100円で空港に着きました。)

 

おわりに

 

どんなに慣れていてもこのような事態は起きてしまうと言われます。やはり私が感じたのは「〇〇人は良い人」なんて先入観は危険の元だな、という事です。どこの国にもいい人も悪い人もいるという事は絶対に忘れてはいけないと思います。しっかりと相手を冷静に見て判断して行動を取ることが海外で危険を避ける方法だ、といういい経験になりました。皆さんもお気を付けください!


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