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フィリピン、マニラの風景

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私がフィリピンのマニラに行ったのは今から約2年半前の2014年11月。24歳の時だ。

当時私は芸人を辞めてから就活をし、某不動産会社に就職が決まっていた。4月までの無職期間を利用して今までほぼ行ったことが無かった海外に就職前に行こうと決意しての事だった。

 

海外に行ったことがある、と言っても私は小学校3年生の頃に一度家族と共にハワイに行ったことがある程度だったので実質初めてで、英語も話せず一人で飛行機に乗るのも初めてだった。

 

なぜ初の海外が「フィリピン マニラ」か。それは海外というものが全くの未知の世界で、「どこでも同じ」という事で行こうと思っていた日で最もいい時間の飛行機がフィリピン マニラ行きだったからである。

 

海外に行こうと思った理由

 

そもそも海外に行こうと思った理由である。

私は大学生の頃(21歳)に芸人になった。なので社会というものを経験せずに24歳になった。芸人を辞める事を決意したのは、結果的に「今までやったことない事をしたい」と思い、ギリギリ新卒扱いの24歳で就職を一度してみようと思ったからだ。

 

そんな中で社会に出たら長期の休みはほとんど取れないという事を聞いており、「今しかできない事」を考えた挙句、「海外に行く」という選択肢になった。

 

なので「海外に行きたい」という熱意よりも「今しかできない事」が結果的に海外だった、という事なので特に海外に行って何をするかなんてことは全く頭に無かったのだ。

 

なので最初の海外の地がマニラであろうが、ニューヨークであろうが、アフリカであろうが正直どこでも良かった。

 

 
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フィリピン、マニラ空港着

 

私は最初の宿だけ決めてあった。その後はどこに行くのか、いつ帰るのかはフリーにしておいた。なので空港から最初のホテルまでは宿の書いてあった紙をタクシーの運転手に見せてすんなりとついた。

 

最初の宿に着いて、宿代をフロントで支払う時なぜか私はフロントにニヤつかれながら対応された。私が「YES」しか話さなかったからだろう。

 

日本人は世界でも特に英語の離せない人種である。そんな典型的日本人をバカにする風潮がフィリピンにはある。もちろん全員ではないが、特に私が最初に行ったマニラのそれもやや貧民街には確実にあった。別にバカにされたからと言ってどうという事は無いがバカにされ具合にともないぼったくりに合う確率が増すので要注意だ。私はマニラでは通常の値段でほとんどタクシーには乗れなかった。(ネットで見た平均値段より全てかなり高かった)

 

ちなみに宿はマニラの「マカティ」という地域に泊まった。

 

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そこでまず感じたのは「蚊」の異常な多さである。よく世界ではマラリアなどの伝染病が流行るというニュースをテレビで見る。日本ではそんな事態に私が生まれてからなった事はない。(少し前のデング熱など小規模のものはある)

 

しかしここまで蚊が多いとそんな話も現実味が増す。ずっと体の周りには蚊がいて私はとても気になっていた。

人を殺す動物の第一位は「蚊」である。本当にそうなのだろう。

 

夕暮れ時に宿のベランダから外を見てみると路上では大人たちが座りながら談笑し子供たちがその横でボール遊びをしていた。これが夜遅くまで続いていく。夜遅くまで遊んでいる子供たちやおしゃべりをする大人たちはとても楽しそうに私の目には映った。

 

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マニラのスラム街「エルミタ」

 

マニラで出会った日本人の方にマニラ滞在中に「エルミタ」というスラム街に連れていってもらった事がある。

エルミタへ行く道中、タクシーに乗り「エルミタ」と同乗の方が運転手に告げると

「エルミタ!?何でそんな所へ行くんだ!?」

と言われた。エルミタはマニラでも有名なスラム街である。

 

エルミタに着くとそこは日本ではあまり見られない光景が広がっていた。道路には沢山の子供が裸足のまま寝そべっていた。道を横切る足の無い方がいた。車いすには乗っていなかった。

 

歩いていると大勢の子供たちが「マネーマネー」と日本人観光客の僕らを見つけては物乞いをしてきた。待ちはゴミが散らかっていて正直キレイとは言い難かった。

 

エルミタのショッピングセンターに入った。少し店内を歩いていると前を歩く私をエルミタまで連れてきてくれた日本人男性を目がけておばあさん・おじさん・おばさん・子供がワッと集まりそして消えていった。一瞬の出来事だった。

 

その数秒の間に私をエルミタまで連れてきてくれた男性のポケットに入れてあった財布やパスポートが全て取られていた。私は偶然にも集団スリを目の前で目撃した。

 

これはエルミタだけに限ったことではないが海外で治安の悪い場所ではまずポケットに貴重品を入れてはいけない。ショルダーバックを前にかけたりとにかく誰にも触られないようにしなくてはいけない。また、ポケットに入れる場合は最低でもボタン式のポケットですぐにスリが取り出せないようにするのがいいとされている。

 

そんな出来事がショッピングセンターで起こった。

 

その後、マニラ湾を眺める事ができる湾岸まで行った。

そこから見える夕日はとてもキレイだった。しかしそこでもスリや物乞いに気を付けなければいけない。写真を撮るカメラを一瞬の隙を見て取られる事もあるのだ。

 

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夜になって、私達はダンスショーがあるお店に行った。そこではダンスショーを見ながらお酒を飲み、気に入った娘がいたら横に座らせて一緒にお酒を飲む。それで更に気に入れば連れて帰る事もできるのである。

 

しかしそこでも注意が必要である。店内に座ると急にドリンクが差し出される。更に方のマッサージが始まる。ドリンクを飲んだり、マッサージをされたりするとその後すぐにチップを要求される。つまりそれらはサービスでも何でもなく自動的に提供される対価が必要な商品なのである。

 

色々な国へ私も行ったがエルミタのこのお店ほどお金をすぐに要求されるお店は無かった。しかしどの国でもこのようなお店は観光客相手の商売なのであの手この手で金銭を取ろうとしてきて注意が必要だ。

 

すぐにそのお店は出て、マクドナルドに入った。するとマクドナルドのガラス張りの店内の外側をズラッと子供たちが並びながら見ている。僕らが外に出たのを目がけて物乞いをする子供たちだった。

 

日本では物乞いすらいないが子供の物乞いというのはかなり珍しい。しかし世界の国には子供の物乞いはかなり多くいる。中には子供の方がお金をもらいやすいので親が近くに座り子供に物乞いをいかせたりする。子供がもらったお金でその親も生活をする。そんな光景をアジア圏ではよく見た。

 

子供が物乞いをするのは子供のせいでは確実にない。そして子供の物乞いにお金をあげるかどうかはその人次第である。

 

 

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※当記事の情報は2014年11月に基づきます。

 

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