ユダヤ人のキッパ、ハゲている人に聞いてみた

先日、イスラエルに行った際にどうしても気になる事がありました。ユダヤ教徒の方がかぶっている「キッパ」はとても浅く・小さく、頭に乗せているだけなのですぐに落ちてしまうのではないか、というものです。特に髪の毛の無い方はどうしているのか？気になりすぎて直接ユダヤ人の方に聞いてみました。

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キッパをかぶる

キッパとはそもそもどのようなものか。こちらがキッパというものです。

キッパの起源はよくわかっておりません。キリスト教徒が脱帽するのでその逆を行ったという説もあるそうです。また、神様に頭を隠す事で神様に対する謙遜を表すという意味もあります。

とても浅い帽子なのでかぶっている方を見ると一発でお分かりになられると思うのですが「落ちちゃいそう！」や「風で飛んじゃいそう！」と心配になります。ですが、よくよく見てみると髪の毛に日本の女性が使うような「クリップ」をしています。

クリップで髪の毛とキッパを留める事で落下や飛んで行ってしまうのを防いでいるようです。

なるほど、納得！と思い、イスラエルの街を歩いていると髪の毛の無い方がキッパをかぶっております。

「あれ！？クリップを頭に刺して固定しているのかな！？」

なんて事を一瞬考えましたがそんなグロテスクオチの訳は無いのでとりあえずその方に直接聞いてみました。

ハゲている方のキッパ

失礼とは思いながらも髪の毛にクリップでキッパを固定することができない「つるつるの方」のキッパ。どうして落ちてこないのか聞いてみました。

私「すみません。お話してもよろしいでしょうか？」

キッパの人「ん？いいよ？」

私「なぜユダヤ教の方はキッパを被っているのですか？私は日本人なのでキッパについてよく知りません。」

キ「宗教上の理由だよ。日本にはユダヤ人がほとんどいないから知らないんだろうな」

キッパについてまずはジャブのような質問をして少し打ち解けてから（いきなり聞いたらぶち切れられるかも！と思っていたので）「つるつるの方」のキッパのかぶり方について聞いていきます。

私「あなたは髪の毛がないですよね？」

キ「ああ」

私「風とか来たらどうするんですか？」

キ「風？」

私「いや、その、落ちたりしないんですか？そのキッパ」

キ「ああ。そういうことね。落ちないよ」

私「え？なんでですか？？」

キ「そうだな・・・」

私「・・・」

キ「・・・頭に乗せているから、、かな」

私（・・・！？）

「なぜ頭に乗せているとキッパが落ちないのか」について聞きたかったのですがそれを言うとその方は去っていってしまいました。

本当に何であんな謎の理由を言ったのか全く意味が分かりません。しかし、今思い返すとあれはユダヤ人ジョークだったと思います。異文化交流とはまさにこのことです。

本当の理由

正直今回の聞き込みでは結局よく分かりませんでしたが、吸盤もある訳でもないですし、シリコン素材でくっつくようになっている訳でもありません。頭の形にキッパがフィットして、さらに後頭部の方に被っているので落ちないのだと思います。

しかし、真の隠された理由があるかもしれないので今後つるつるの方がキッパを被っていたらもう一度突撃をしたいと思います！

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